メーカー情報
大阪シーリング印刷・環境配慮型サーマル紙がセブン‐イレブン約300店舗で実証へ

大阪シーリング印刷株式会社(大阪市天王寺区、松口正社長)の環境配慮型サーマル紙「Treeloop Thermal」が、セブン‐イレブン・ジャパンの一部弁当商品のラベルに採用された。11月3日から千葉県内の約300店舗で実証テストを開始し、バイオマス由来の顕色剤を使用したラベルの活用を進める。
実証テストは、千葉市のJR千葉駅周辺と成田市の店舗で実施。「海苔弁当」など約15品を対象に、12月7日までの約1カ月間を予定している。今回のラベルでは、紙以外のサーマル材料部分の10~20%を天然物由来の材料に置き換えている。
「Treeloop Thermal」は、一般的に石油由来の原料が使われるサーマル紙の顕色剤の一部を、クラフトリグニンを活用したリグニン顕色剤に置き換えた製品となっている。

クラフトリグニンは、木材からパルプを取り出す際に発生する黒液に含まれる成分で、廃液由来の資源を原料として活用することによって、アップサイクルと石油由来原料の使用量削減につなげる。
基材には森林認証紙を使用し、顕色剤にはビスフェノールA(BPA)とビスフェノールS(BPS)を使用していない。今年5月の発売以来、環境への配慮に加え、ナチュラルな色合いも付加価値として好評を得ているという。
セブン‐イレブン・ジャパンは、紙素材の活用や容器の軽量化、リサイクル素材を使用した容器の実用化など、環境負荷低減に向けた取り組みを進めている。今回の実証テストもその一環となる。
OSPグループでは、CO2排出量削減や脱プラスチック、石油由来原料の使用量削減などのニーズを捉え、環境配慮型製品の開発に取り組んでいる。
