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山形市/モリサワ/事業構想大学院大学・「やまがた創生プロジェクト研究」の発足を発表
山形県山形市(佐藤孝弘市長)と株式会社モリサワ(森澤彰彦社長)、事業構想大学院(学校法人先端教育機構、田中里沙学長)は3月18日、山形市の地域経済の活性化および創造都市の推進を目的とした共同プロジェクトとして「やまがた創生プロジェクト研究」の発足を発表した。
「やまがた創生プロジェクト研究」は、山形市の経済活性化および創造都市の推進に資する新規事業を構想する研究会であり、事業の根本となるアイデア発想から具体的な事業計画まで策定。
事業構想大学院大学修士課程のカリキュラム要素を活かした講義と最先端分野の有識者から得られる知見が研究員の事業構想を支援する。参加者は一般から募集し、組織の枠を越えた異業種の企業やパートナーとの知の共有・探索、コラボレーションによる事業創出活動を実現させていく。
共同プロジェクトに至った背景は次の通り。
■山形市と事業構想大学院大学による連携協定
山形市と事業構想大学院大学は、山形市の「山形市まち・ひと・しごと創生推進計画」に則した地域経済の活性化および創造都市の推進を目的とする「地方創生の推進に係る包括連携に関する協定」を2022年2月14日付で締結した。
■山形市とモリサワによる連携協定
山形市と株式会社モリサワは、「地方創生の推進に係る包括連携に関する協定」を2022年3月1日付で締結。相互に連携を図り、双方の保有する資源を有効に活用することにより、山形市における地方創生に資することおよび市民サービスの向上を図ることを目的としている。
文字を通じたコミュニケーションの発展に貢献してきたモリサワは、自社の製品・サービスを通して地域活性化や共生社会の推進に積極的に取り組んできた知見を活かし、「情報のユニバーサルデザインの解説・作成支援」など「情報発信の質向上」を中心としたプロジェクト参加者への支援を通して、山形市が目指す地域活性・創造都市の実現に貢献していく。
3月18日に行われた共同記者会見で森澤社長は「当社は1924年の創業以来、情報の伝達にとても重要な文字、フォントの研究、開発を通じ、『文字を通じて社会に貢献する』を社是に事業活動を行っている。近年は、SDGsやダイバーシティ推進に貢献できる『UDフォント(ユニバーサールデザインフォント)』の活用や、多言語ユニバーサル情報配信ツール『MCCatalog+』などのソリューションを活用し、『情報のユニバーサルデザイン』や『地方創生』『SDGs』を推進する活動を全国の自治体と連携し、取り組んできた。この経験やノウハウをこのプロジェクトにおいて活用し、山形市が目指す地域活性・創造都市の実現のため幅広い分野で連携していきたいと考えている」と述べた。
「やまがた創生プロジェクト研究」 の開催概要は次の通り。
▽期間=2022年5月~2023年2月 、全20回・各回半日程度(発表会などは全日)
▽研究員=10名
▽会場=山形市内・オンライン
▽共催=山形市・学校法人先端教育機構 事業構想大学院大学 事業構想研究所
▽協力=株式会社モリサワ