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大日本印刷・マルトモ、武蔵野美術大学と産学連携でかつお節のパッケージデザインを開発し商品化
武蔵野美術大学の学生が「かつお節とだし」の価値を捉え直したパッケージデザインが誕生
大日本印刷株式会社(以下DNP)は、マルトモ株式会社、武蔵野美術大学と連携して「かつお節とだし」の価値を若い感性で捉え直すことで新たなパッケージ開発した。
今回、武蔵野美術大学の学生がパッケージデザインを制作した「花かつお」は、2022年9月にマルトモが期間限定商品として発売する予定となっている。
この商品は、企業と教育・研究機関がともに企業・団体・商品の新しい価値を創出することを目的に、今回DNP・マルトモ・武蔵野美術大学がコラボレーションを行うことで生まれた。
武蔵野美術大学の学生が制作したパッケージデザインは、花かつおでとっただしの旨みや味の深さを鮮やかな色彩と構成で表現。売り場で映えるデザインに仕上げられている。
3者による新商品開発の共創活動の流れは次の通り。
▽「かつお節の価値の再発見と利用機会の増大を期待した新商品」としてのパッケージデザインの開発を目的に、DNPが運用するオープンイノベーション拠点「DNPプラザ」(東京都新宿区)で2021年11月25日(木)に開始した。
▽まず、武蔵野美術大学の学生10名に向けて、マルトモの土居幹治常務取締役マーケティング本部長が「かつお節とだし」や和食文化に関する特別講義とオリエンテーションを実施。
▽その後、DNPのLifeデザイン事業部イノベーティブ・パッケージングセンターの社員によるパッケージデザインの講義や、武蔵野美術大学卒業生のクリエイターである株式会社ヘソ(東京都国分寺市)の指導のもと、各種フィールドワークやワークショップを行った。
▽学生が制作したデザインについて、2022年3月30日(水)にマルトモの今井均社長に対してプレゼンテーションを実施。同日、最優秀作品が選抜され、マルトモの新商品として2022年9月に発売される予定。
今後の展開としてDNPは、2019年12月に武蔵野美術大学と産学共同研究の契約を締結しており、今回初めて、具体的な商品化の実現につながった。今後も「DNPプラザ」や「P&Iラボ」といったDNPのコラボレーション施設などを活用し、社会実装につながるさまざまな共創活動を推進する。
マルトモをはじめとした多様なステークホルダーとともに、1990年後半から2000年代に生まれた「Z世代」や美術系の学生ならではの発想を活かして、社会課題を解決するとともに、人々の期待に応える新しい価値を創出していく。