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【JP2022・印刷DX展出展概要】コスモテック
株式会社コスモテック(京都市伏見区、永井尚雄社長)は、5月19・20日にインテックス大阪で開催される「JP2022・印刷DX展」に出展し、ハイプレッシャー加湿器、水溶性廃液処理装置、ケミカルフリー型湿し水冷却循環装置などを紹介する。
次亜塩素酸水、銀イオン水なども噴霧可能なポータブル加湿器
ハイプレッシャー加湿器「いつも」は、本体と一体化された4つのノズルが上下左右45度以上に変更が可能で、360度全方位に噴霧できる。
1時間当たり6リットルのパワフル加湿で最大200㎡の広範囲な加湿が可能。消費電力は約110Wで、1日の電気代は約29円という省エネ性能を実現している。
同装置は、噴霧の運転・停止の間隔を1秒単位で自由に設定できるため、必要最低限のエネルギー消費で最適な湿度を保つ。
さらに、微酸性次亜塩素酸水や銀イオン水の噴霧も可能であり10リットルのタンクを2つ内蔵しているため、片方に除菌水を入れておけば、作業終了後すぐに空間除菌や付着菌の除菌運転に切り替えることができるとともに、時間制御で自動停止させることも可能である。
ハイプレッシャー加湿器「ウルオス」は、エアーコンプレッサーを使用しない高圧ポンプ方式のため、驚くほど少ない消費電力で加湿が可能である。最大50L/hの噴霧ができ、より広範囲の加湿が行える。感染症対策製品としてウルオスとのセット使用を推奨しているのが、微酸性次亜塩素酸水の生成供給装置「ウルジア」だ。
同製品はウルオスからの信号を受け、水道水または次亜塩素酸水を切替え供給し、各ノズルから噴霧することができる。
環境・脱炭素対応製品としての水溶性廃液処理装置
水溶性廃液処理装置「フレンドリー」は、薬剤を使用しない減圧蒸留方式による安全で高効率な処理が可能で、低温処理のため異臭や有害物質の発生が極めて少ないエコ製品となっている。最大1/20まで濃縮が可能で廃液量の大幅削減が見込める。
全ての装置はヒートポンプサイクルによって省エネルギー運転を実現しており、外部付帯設備(ボイラー・クーリングタワー・圧縮空気など)を一切必要としない。
廃液の排出量を大幅に削減することで産廃処理施設から排出されるCO2を大幅に低減する。
フレンドリーは環境保護・安全性・経済性の3つの側面から社会貢献する企業活動を応援する。
薬剤コストとインキ使用量を削減する湿し水冷却循環装置
「TOP-ONE CFG」は、3つの高性能ユニットを搭載したケミカルフリー型の湿し水冷却循環装置。特殊フィルターユニットで汚れを除去し、クラスターボックスユニットで水を細分化、UVランプユニットで殺菌を行い、常に最適な湿し水を印刷機に供給する。
同製品で生成された湿し水は、印刷機への水上げ量を絞ることができ、結果としてインキも絞ることが可能になる。
納入台数も100台を突破し、インキ削減量も同社計測平均値で15%を達成している。水・インキが絞れることは、品質・生産性の安定にも直結するため、起因するトラブルも削減できる。
枚葉印刷用とオフ輪用の2種類を用意しているが、オフ輪機ではインキ使用量の削減効果が顕著に表れるため、特にオフ輪業界への導入が進んでいる。希望に応じて貸し出しテストにも対応する。