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ムサシ・1台で2種類の光沢加工を実現するオンデマンド印刷専用の後加工機を発売

株式会社ムサシ(東京都中央区)は、1台で箔加工とラミネート加工を行い、印刷市場で求められる多品種小ロット短納期を実現するオンデマンド印刷専用の後加工機「DC―30」(ダイニック社製)を6月23日より販売を開始する。
印刷市場は、分業化されてきた製造体制がデジタル化で統合されると、クライアントからは印刷物の多品種小ロット短納期が求められるようになった。同様に印刷後加工についても箔押業やラミネート業のような大ロットに対応した専門業社は減少し、オンデマンド印刷に対応した後加工機の需要が年々増加している。
今回、同社が販売を開始するオンデマンド印刷専用の後加工機「DC―30」は、フィルムを交換するだけで9色の箔加工や表面保護もできるホットラミネート加工に対応するもの。
加工は1枚から可能で、箔加工はプリンターのトナー部分に箔を転写するため型も版も必要ない。最大高さ80㎜(A3サイズは40㎜)まで積載できる給紙部に用紙をセットすると、5段階の風量調整ができるエアサクションで薄い紙から厚い紙までスムーズに自動搬送され、加工から排出まで自動で行える。
また、ラミネート加工時は自動的にカットされる。これらの機能により同製品は小ロット印刷物の光沢加工の効率化に大きく貢献する。
同製品の標準価格は150万円(税抜)となっている。 同社では2種類の光沢加工による商品の差別化を印刷会社に向けて提案していく。

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