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コニカミノルタの3製品と2施設が 2022年度グッドデザイン賞を受賞

コニカミノルタ株式会社(東京都千代田区、大幸利充社長)は、次の3製品と2施設が公益財団法人日本デザイン振興会主催の2022年度グッドデザイン賞を受賞したことを発表した。

■ハンディ型ガス漏えい検査システム〜ガス漏えいを⾒える化しプラントの安定操業に貢献〜

高い可搬性と自由な撮影スタイルで、見えないガスの可視化・最適な保全を実現し、漏えい個所の早期発見と現場担当者の安全に寄与するデザイン。
審査委員の評価(公式評価コメント)
同製品の対象となるガスプラントなどのインフラ設備で は、少子高齢化なども伴い、今後継続的なメンテナンスが社会的な課題になると考えられる。同製品は⼈間の目には見えないガスを可視化するテクノロジーを、持ち運びできるカメラ型のデバイスとしてデザインしている。それによって、さまざまな現場で利用でき、 またカメラを通して実際の設備の映像に見えないガスを定量データと共に重畳表⽰でき、クラウド連携なども含めて熟練を要せず直感的で精度の⾼い検査を可能にしている。

■⾼速デジタルラベル印刷機「AccurioLabel 400」〜印刷⼯程の⾃動化でオペレーションを効率化〜

専⾨ライセンス不要の操作性や⾊補正⾃動化技術により、スキルレス化とダウンタイムの削減を実現するデザイン。
審査委員の評価(公式評価コメント)
商業⽤印刷機のフラグシップモデルのデザインを踏襲することで、前機種から印刷クオリティへの⼤幅な期待と絶対的な信頼性を打ち出した。操作の⾃動化等で専⾨スキルを必要としないアクセシビリティに⻑けたすばらしい製品に仕上がっている。両サイドに配置された大きなラベル収 納部は、従来の収納型から⼤幅に変わりダイナミックな外へのせり出しにより、産業機器等では表現の難しい軽快な印象を創る事に成功している。機器の価格を抑えながら⽩⾊での印刷を実現させ、表現の幅を⼤きく変える進化を弛みなく行う姿勢にも敬意を⽰したい。

■カセッテ型デジタルX線撮影装置「AeroDR swift」〜ハンドリング性向上で医療従事者の負担軽減に貢献〜

ハンドリングにこだわり全周に施した掴みやすいくぼみ形状とフィルム基板TFT採⽤による超軽量設 計により、X線撮影技師の疲労を軽減するデザイン。
審査委員の評価(公式評価コメント)
中が精密機器であるDRカセッテは⼀刻を争う医療 の現場で荒く使われるリスクがある道具。全周に回った指かけの溝は、取り回しや落下防⽌に効果的で、 作業者の精神的ストレスと⾁体的負荷を軽減し作業効率を上げることにも貢献する。抗菌剤を練り込んだ素材の外装は、⼿から伝わる感触においても視覚的にも高い質感があり、モノとしての 魅⼒を醸し出している。

■プラネタリウムドームシアター「満天NAGOYA」「プラネタリアYOKOHAMA」〜⽇本初のLEDドームシステム「DYNAVISION®-LED」を導⼊〜

LEDドームというテクノロジーと、その特性を最⼤限活かしたコンテンツによる、今までに無い顧客体 験のデザイン
審査委員の評価(公式評価コメント)
ドームに投影する映像表現はこれまでにもあったが、 ⾃発光する⾼輝度LEDという最新のテクノロジーを使うことで、これまでにない没⼊感を得られる体験を⽣み出している。またその映像のクオリティの⾼さゆえ、SNSで客にその映像を発信してもらう仕掛けを作品のなかに盛り込むという演出も可能に。技術⾰新によって、エンターテインメントの⼿法が⽇々刷新されているが、その好例として評価。

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