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【2022年 年頭所感】富士フイルムホールディングス株式会社・代表取締役社長・CEO 後藤禎一氏
富士フイルムホールディングス株式会社
代表取締役社長・CEO 後藤 禎一
2022年の新春を迎え、謹んで印刷業界の皆様にご祝詞を申し上げますとともに、旧年中の多大なるご愛顧・ご支援に対し、心よりお礼を申し上げます。
昨年、富士フイルムホールディングスおよび富士フイルムの代表取締役社長・CEOに就任致しました。
富士フイルムグループは創業以来、先進・独自の技術を進化させながら社会に有用な製品・サービスを提供し続け、グローバル社会の持続可能な発展に貢献して参りました。
この企業姿勢は、経営体制が変わっても不変です。
私は「富士フイルムグループの未来を創る」ことを自らの使命とし、新たな価値創造に積極的に取り組むことで社会の力になることが富士フイルムグループの存在意義そのものであると考えています。
昨年4月に公表した中期経営計画「vision2023」のもと、各事業の成長を加速させるとともに、全社規模でのデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進や世界で活躍できる人材育成を強化していきます。
新型コロナウイルスが発生して以来、富士フイルムグループでは、ワクチン候補原薬の製造受託、AIを活用した肺炎の画像診断支援ソフトウェアや変異ウイルス検出試薬の開発・提供など、事業を通じて「COVID―19」克服に貢献すべく全力で取り組んできました。
このコロナ禍において、印刷業界の皆様も大きな影響を受けていらっしゃることと思いますが、Afterコロナの社会では、人々の生活様式や働き方の多様化が進み、社会システムも変化することでしょう。
富士フイルムグループは、この変化し続ける社会において印刷業界の皆様が持続的な成長を実現できるよう、働き方改革や環境問題への対応のほか、DXの支援にも注力していきます。
また、これまで培ってきたオフセットやインクジェットの技術に、昨年4月1日に富士ゼロックスから社名を新たにした富士フイルムビジネスイノベーションの製品開発力・マーケティング力をシームレスに融合させ、皆様のビジネスに革新をもたらす価値を提供していきます。
富士フイルムグループは、エンジニアリング技術などの高度な技術力を基盤とした多岐にわたる事業活動を通じて、社会課題の解決に多様な角度から貢献する会社です。
今後も時代の先を読み、社会に新たな価値を創造するリーディングカンパニーとしてさらなる飛躍を目指して参ります。
最後になりましたが、皆様の本年のますますのご多幸とさらなるご繁栄を祈念致しまして、新年のごあいさつとさせていただきます。