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大日本印刷・ディスプレイ表面の眩しさを抑える防眩フィルムで抗菌・抗ウイルス認証を取得

大日本印刷株式会社(以下:DNP)は、ノートパソコンやモニター、テレビなどのディスプレイ用の防眩(ぼうげん)フィルムで抗菌および抗ウイルス性能に関する抗菌製品技術評議会(SIAA)の「SIAA認証」を取得し、10月31日に製品の提供を開始した。
防眩フィルムはディスプレイの最表面に用いて、照明や外光の映り込みや眩しさを抑え、画面を見やすくする光学フィルム。DNPはディスプレイ用表面処理フィルムで世界トップシェアを獲得しており、今回、SIAA認証を取得した抗菌・抗ウイルス性能を有した防眩フィルムを製品ラインアップに加えることで、生活者にとって、より安全・安心で衛生的かつ快適な環境の提供につなげていく。
コロナ禍をきっかけに在宅などのテレワークや巣ごもり需要が広がり、各種ディスプレイの市場が活性化している。また、タッチパネル仕様のノートパソコンなども増える中、接触による感染のリスクを低減していくため抗菌・抗ウイルスの性能を有したディスプレイ用表面フィルムのニーズが高まっている。
こうしたニーズに対してDNPは、長年培ってきたコーティング技術を活かし、材料の最適化を行うことで、従来の防眩フィルムの膜厚や光学特性・耐擦傷性・防汚性などの機能を維持しながら、抗菌・抗ウイルスの性能を有する製品の開発に成功した。
今後の展開としてDNPは、抗菌・抗ウイルスの性能を有した防眩フィルムをノートパソコンやモニター、テレビなどに展開し、2025年度までに年間50億円の売上を目指す。また、現在提供しているディスプレイ用防眩フィルムについても、抗菌・抗ウイルス性能を標準搭載した仕様にしていくことを目指す。

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