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【2022年 年頭所感】株式会社SCREENグラフィックソリューションズ・代表取締役社長執行役員 柿田高穂氏

株式会社SCREENグラフィックソリューションズ
代表取締役社長執行役員 柿田 高穂

2022年の新春を迎え、謹んでお慶びを申し上げます。日頃より、弊社ならびにSCREENグループ各社をご愛顧・ご支援いただきまして、誠に有難うございます。
約2年前から発生した新型コロナウイルス感染症がようやく落ち着きを見せ投資意欲に回復の兆しが感じられた矢先、変異株の拡大で余談の許さない状況が続いています。
加えて、世界的なサプライチェーンの混乱や物流コストの高騰など、製造業はかつてない厳しい状況が続いており、全力で対策・対応が必要な状況です。
コロナ禍で起きた価値観や産業構造の変化は今後も「元に戻らない」を前提に、印刷業界においても、受注制作工程のオンライン化、製造工程のDX、印刷物の価値の再定義、SDGs貢献など、「新しい働き方」や「企業と社会の関わり方」が解決すべきテーマとなっています。
今後加速的に拡大が予想される迅速かつ無駄のない多品種少量生産によるパーソナライズ(個への訴求)の需要に応えて、印刷はこれまで以上に価値あるメディアであるべきです。
これまでデジタル印刷機はオフセット印刷機でカバーできない極少部数を担う補完的な設備として主に位置づけられていましたが、いよいよ主力生産機として高速インクジェット印刷機が、黎明期から普及期へと向かっていくと予測しています。SCREENはインクジェット技術を応用したプロダクション用途のソリューション企業として、引き続きその先頭に立って市場創造に取り組んで参ります。
昨年10月に参加させていただいた「Horizon Smart Factory 2021」では、フロントエンドのソフトウエアとデジタル印刷機、さらに後加工機や仕分け工程がすべてデータにより自動で連携する「未来の工場」を各社との協力で実演しました。
デジタル印刷機単独では解決できないサプライチェーン全体の課題も、このようなオープンイノベーションにより具体的にご提案できる段階になりました。今後は国内においてもさらにデジタル化が加速していくと確信しています。
SCREENは生産機器を扱うB to B企業として、お客様の成功と社会貢献を両立する「三方良し」のビジネスを今後も推進して参ります。本年もどうぞ変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。皆様のご健勝とますますのご繁栄を祈念致しまして、新年のごあいさつとさせていただきます。

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