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大日本印刷・宮城県松島で電動車いすとデジタルマップによる観光案内の実証実験を東北福祉大と実施

大日本印刷株式会社(以下:DNP)は東北福祉大学と共同で、宮城県松島町にて、バリアフリー情報を掲載したデジタルマップを活用し、電動車いすで観光する際の課題等を検証するための実証実験を10月28日(金)~30日(日)に実施した。
この実験にDNPが提供した「DNP MAPベース地域振興情報発信プラットフォーム」は、SNSとの連携によって、リアルタイムな情報を地図上の位置と関連づけて発信できる点が評価され、既に多くの地域で導入された実績を持つ。
今回、松島高校観光科の生徒が作成したバリアフリー情報を松島海岸の観光マップに掲載し、電動車いす等での移動に必要なバリアフリー情報と観光スポット情報を本プラットフォームで配信して、観光客等の周遊を促進する効果などを検証した。
この実証実験の結果を知見として、当該プラットフォームをより充実させることにより“バリアフリー基本構想に基づくまちづくり”に貢献していく。
【実証実験の概要】
▽期間:10月28日(金)~10月30日(日)
▽場所:松島海岸周辺
▽「DNP MAPベース地域振興情報発信プラットフォーム」に掲載した情報
①松島高校観光科の生徒が制作した観光マップの挿絵や観光情報②松島高校観光科の生徒が制作したバリアフリー情報③東北福祉大学の学生や関係者が、①~②の情報をもとに、現地でTwitterに投稿した情報
アンケートによって取得した情報:①電動車いすでの周遊についての意向など②デジタルマップについての意向など③電動車いすとデジタルマップの組み合わせについての意向など
実証実験当日及び後日、東北福祉大学の学生や関係者がTwitterに投稿した情報にもとづいて、松島高校観光科の生徒が観光スポット情報やバリアフリー情報の有用性を確認できる内容となっている。
今後の展開としてDNPは、この実証実験での「DNP MAPベース地域振興情報発信プラットフォーム」の活用によって得た知見を“バリアフリー基本構想に基づくまちづくり”に活かしていく。
また、年齢や障がいの有無などに関わらず、すべての人が旅を楽しめるようにしていく「ユニバーサルツーリズム」や教育分野などに、同プラットフォームの用途を拡張していく。

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