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精英堂印刷・第32回シールラベルコンテストで、3年連続8回目の「経済産業大臣賞」を受賞
水なし印刷だからこその3年連続8回目の「経済産業大臣賞(最高賞)」である。経済産業大臣賞を受賞した精英堂印刷株式会社(山形県米沢市、井上吉昭社長)は、ラベル印刷のみならず、パッケージ印刷でも水なし印刷を採用しており、水なし印刷の採用において先駆的な印刷会社である。シール・ラベルコンテストは、シール・ラベル印刷技術を競う目的で、1990年からほぼ毎年、開催されており、今回で32回を迎えている。
今回のコンテストで経済産業大臣賞受賞ラベルは、白百合醸造株式会社の「ロリアン」という商品で、「スパークリング甲州720ml」用のラベルである。
経済産業大臣賞受賞に対する審査員の講評は、「スパークリングワインの発泡する感覚をラベルで感じ取ってもらうことを主眼としたラベルです。材料は銀艶を使用し白+カラーの印刷内には0.1ポイントの極細線とマイクロ文字が使用されており、その細い印刷がカスレやつぶれなく印刷されています。
さらに後加工としてのニス加工も製版をうまく利用し、1回のニス加工で異なるパターンのニスが塗布されているように上手く製版されています。銀に白+4色の印刷は白引き部分とプロセス4色部分の印刷のずれや、製版調整時に太らせ細らせなどにより、微妙なズレを発見することもよくありますがこの作品はほぼそれが見られなかった」である。