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シーレックス・捨てるという概念を捨てる、卵の殻を再利用した「卵からラベル」を量産販売開始

シール・ラベルの印刷加工メーカーであるシーレックス株式会社(東京都台東区、栗原 敦社長)は、鶏卵の殻を原料として再利用した゜卵からラベル」の量産販売を12月から開始した。
国民1人当たりの年間消費量が約340個、その殻が年間約20万トンの廃棄物となっている鶏卵。中でも業務・加工用に使用された鶏卵の殻は産業廃棄物として処理されているが、現在は「天然の炭酸カルシウム」として肥料や食品原料などへの再利用化が進んでいる。
この卵殻を微粉末化し、51%の割合でプラスチック素材と混ぜ合わせたバイオマスプラスチックフィルムに粘着(糊)加工を施したシール「卵からラベル(たまからラベル)」の量産を開始した。
卵からラベルの開発コンセプトは次の通り。
▽プラスチックの削減(リデュース)
▽SDGsの目標12「つくる責任 つかう責任」
ターゲット5「2030年までに、廃棄物の発生防止、削減、再生利用及び再利用により、廃棄物の発生を大幅に削減する」
▽日本政府「プラスチック資源循環戦略」に基づき策定された「バイオプラスチック導入ロードマップ」に掲げられた「2030年までに、バイオマスプラスチックの最大限(約200万トン)導入を目指すこと」
「卵からラベル」は、これらの目標達成に寄与するバイオマスプラスチックラベルとなっている。
卵からラベルの想定用途としては、①社会課題解決に取り組む企業やブランド商品の顔となるエシカルな商品ラベル②特に鶏卵を原材料として使用する食品、調味料、洋菓子などが挙げられる。
同社は卵からラベル以外にも、3R(リデュース・リユース・リサイクル)+リニューアブル(再生可能な資源への切り替え)をコンセプトに、持続可能な循環型社会で必要とされる環境配慮型ラベル「貼るプロ(R)グリーンシリーズ」を取り揃えている。
https://www.sealex.com/production/environment/

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