株式会社SCREENグラフィックソリューションズ・田中志佳代表取締役社長執行役員

2023年の新春を迎え、謹んでお慶び申し上げます。日頃より、当社並びにSCREENグループ各社をご愛顧・ご支援いただき、誠にありがとうございます。昨年を振り返りますと、コロナ禍によって低迷した経済も少しずつではありますが回帰の傾向を見せるなど、変化の多い1年となりました。
多くの展示会が復活し、北米で開催された「PRINTING United Expo」や、11月の 「IGAS2022」などでは、多くのお客様が来場され、対面で行うからこそ味わえるワクワク感の魅力を再認識致しました。
一方で、SDGsへの意識の高まりやコロナ禍による新しい生活様式の普及は印刷業界にも影響を与え、ビジネスの成功には、環境への配慮やエネルギー問題の解決、働き方改革など、さまざまな要素が加わるという変化が起こり始めております。
当社は、技術革新とともに製版プロセスのデジタル化に取り組み、業界をリードして参りました。今、あらためて振り返りますと、製版プロセスのデジタル化は過去30年の間で劇的に変化し、この技術革新は、お客様や印刷機器ベンダーのビジネスに多大な影響を与えたと考えております。
当社は、フィルムレス化を実現したCTPやワークフローオートメーションを提供した「EQUIOS」で基盤を創り、それらの技術を継承しながら、インクジェットデジタル印刷機とソリューション開発によってユニバーサルワークフロー「EQUIOS」へと発展を遂げ、ハイブリッドソリューションの提供を可能にしております。
昨年11月に出展した「IGAS2022」では、当社の「Truepressシリーズ」をはじめとするデジタル印刷機を活用したウィズコロナ時代の印刷ソリューション、SDGsに貢献できるソリューションなど、「お客さまと一緒に、印刷と地球環境の未来を創る」ためのご提案を致しました。
また、長年ご愛用いただいているインクジェットデジタル印刷機「Truepressシリーズ」において、印刷市場別に製品・ソリューションを分かりやすく展開するために製品ロゴを一新する旨を発表し、マーケット別の販売戦略を強化することをご案内致しました。 SCREENは、「三方良し＋ONE」を新たなテーマに、買い手・売り手・世間の皆さまに加えて、地球・未来・働き手の全てが良い方向へと向かう、持続可能なビジネスを推進して参ります。
そして、印刷業界の未来を支える「ソリューションクリエイター」として、社会問題の解決、新たな価値創造に取り組んで参ります。
本年も何とぞ変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。皆様のご健勝とますますのご繁栄を祈念致しまして新年のご挨拶とさせていただきます。