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【2023年・年頭所感】株式会社SCREEN GP ジャパン・有賀賢一代表取締役社長
令和5年の新春を迎え、謹んでお慶び申し上げます。
昨年は、脱コロナに向けた道筋が見えながらも、世界情勢の不安、エネルギーの不足、資源高による生産への多大な影響など、依然として厳しい状況が続きました。そのような環境のもとで私は、昨年4月に代表取締役社長に就任いたしました。
また昨年度は、当社にとって、そしてユーザー会「レディバードクラブ」にとって、設立20周年という節目の年でもありました。
ここまで成長し、継続できましたのも、ひとえに皆様のご支援とご愛顧の賜物と、心より感謝申し上げます。
さて、21年目を迎える本年は、3つの柱で事業展開を図って参ります。
第1の柱は、社員ひとりひとりが「ソリューションクリエーター」として活動することです。
お客様第一の信念を貫き、国内の印刷業界、プリント基板業界に向けて、国内外の革新的な製品をご提供するとともに、従業員の幸福の追求とステークホルダーへの責任を果たして参ります。
第2の柱は、「事業領域の拡大」です。
主流の商業・出版印刷分野では、連帳インクジェット印刷機「Truepress Jet520シリーズ」が国内トップシェアを誇るなど、広く認知されてきております。
そして本年は、パッケージ印刷分野に注力して参ります。
シール・ラベル印刷では、すでに展開しているUVインクジェット印刷機「Truepress Jet L350UV SAI」を、軟包装印刷では、主力の水性インクジェット印刷機「Truepress PAC 830F」をはじめ、国内での総販売代理店としてスペイン・COMEXI社のEBオフセット印刷機やノンソルベントラミネーターもご提案するなど、より一層の環境対応に寄与する付加価値をご提供して参ります。
そして第3の柱は、「新規事業創生」です。
業界に捉われず、評価の高い海外製品を国内に展開することで、お客様に新たな事業への展望を示していきます。
特にDXやGXの実現には、ソフトウエアによるシステム構築も重要です。
「EQUIOS」「PACK NEO」「デジタルコンテンツファクトリー E2E」などの実績のもと、新たなソフトウエアの開発にもチャレンジし、パートナー企業との協業の強化も図って参ります。
一方、プリント基板業界は、コロナ禍においても堅調にマーケットが拡大しており、加速するDX化や脱炭素化の大きな流れのもと、今後もさらなる成長が見込まれます。
SCREENグループでは、「高密度化」「高多層化」などのさまざまな課題を解決するため、直接描画装置 「Lediaシリーズ」の拡充をはじめ、ソリューションの拡大に取り組んで参ります。
最後に、令和5年が皆様にとって、健康で充実した1年となりますことを祈念致しまして、年頭のご挨拶とさせていただきます。