NEWS

ニュース

OSPハートフルが「大阪府ハートフル企業教育貢献賞」を受賞

シール・ラベル、フィルム製品、紙器パッケージ、販促ツールまでをワンストップで製造するOSPグループの特例子会社で、シール・ラベル印刷を行う上で必要な部品である版の加工と管理を事業としているOSPハートフル株式会社(大阪市平野区、那須元樹社長)は、1月27日に大阪府庁で行われた令和4年「大阪府ハートフル企業顕彰」において、障がいのある生徒の職場実習の受入れや雇用、支援学校などに対して職業教育に関する貢献が顕著である企業を表彰する「大阪府ハートフル企業教育貢献賞」を受賞した。
OSPハートフルが設立以来取り組んでいる地域に根ざした活動が評価され今回の受賞につながった。同社では、今後も地域社会に寄り添った活動を通じ、誰もが働きやすい社会の構築を目指していく。
■受賞のポイント
【課題の分析】
支援学校などの生徒の職場実習に当たって、独自に職場実習のフィードバック表や働く力のチェックリストなどを整備し、職場実習を通じて社会人としての役割・行動を教示するとともに、実習生の課題を細かく分析し、フィードバックを行っていた点が評価された。
【講演会の実施】
支援学校からの依頼に応じて学校に出向き、生徒や保護者向けの講演会を実施するなど、障がいのある生徒の職業教育に関する協力を積極的に行った点が評価につながった。
■「誰もが活躍できる職場」への取り組み
受賞に当たって評価を得たポイント以外にも、「誰もが活躍できる職場」を目指して次の取り組みを行っている。
【組織体制】
社員一人ひとりが障がいの有無に関わらず、気兼ねなく相談ができるように、ジョブコーチ2名、手話通訳士1名、障がい者職業生活相談員4名が各部署に所属している。
【職場環境】

聴覚障がい者が多数在籍しているため、視覚で分かる複数の仕組みを採用。例えば、チャイムを目で確認するための点滅ライトや何の作業スペースか瞬時に判断ができるプレートの設置、写真や動画を多く使用した研修用マニュアルなどを導入している。
このほかにも、健常者と障がい者の社員がスムーズに会話ができるようにするための音声文字変換アプリの使用や手話教室も実施している。
■今後の展開
【OSPグループになくてはならない、頼られる会社にする】
OSPグループの成長に欠かせない存在を目指し、 OSPハートフルは特例子会社ではあるが、雇用促進だけでなく企業として今後も利益追求を重視していく。
【従業員がOSPハートフルに入社して良かったと思える会社にする】
「どうすれば少しでも効率が良くなるのか」などを社員一人ひとりが考える習慣が身につけられるよう、仕事の見える化やフォロー体制の整備に積極的に取り組む。社員がやりがいや目標をもつことこそ、会社の成長に結びつくという考えのもと、今後も設備投資や環境改善に努めていく。

ページの先頭へ戻る