NEWS

ニュース

ペーパル・食べられなくなった米を活用した紙素材を使った継ぎ目ゼロの紙パッケージを販売開始

株式会社ペーパル(奈良県奈良市、矢田武博社長)は、食べられなくなったお米を活用した紙素材「kome―kami」ブランドの新製品として、新技術で継ぎ目ゼロと滑らかな表面を実現した紙パッケージ「kome―kami BOX」を6月から販売開始する。
 「kome―kami」は、企業や自治体が廃棄する災害用備蓄の米や加工・流通段階で食べられなくなって排出された米をパルプに配合して作られたもの。
わが国では鎌倉時代から紙に米を使う文化があり、特に江戸時代には多種多様な米入りの紙が作られ、再生紙に米を入れることで白くしたり、筆のにじみ防止のために使われたりしていた。
同製品は、そのような古くからある「もったいない文化」を受け継いだ、伝統的かつ新しい素材となる。売上の1%がフードバンクに寄付されることから、フードロス問題解決にも寄与している。
 今回、発売を開始する「kome―kami BOX」は、継ぎ目が一切ないフォルムをした美しい芸術作品のようなA5サイズの紙箱であり、紙とは思えないほど滑らかな指通りをした表面が特長となっている。
箔押しやフルカラー印刷も可能で、高級感を醸し出したナチュラル感のある印象にするなど、自由に表現をすることができる。
同製品は5月18日から2日間、インテックス大阪で開催された「JP2023・印刷DX展」で初披露され、来場者の関心を集めた。

ページの先頭へ戻る