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製造DXソリューション「DNP飲料工場支援サービス」を開始

大日本印刷株式会社(以下:DNP)は、PETボトル無菌充填ラインで国内No.1のシェアを獲得しており、国内外に170ラインを導入した実績がある。今回、この実績に基づいた独自のDX・自動化技術を活用して、工場の製造DX化を支援する「DNP飲料工場支援サービス」を開発した。同サービスは、飲料・食品を中心としたさまざまな業界の多様な課題の解決を目指す“スマートファクトリー”の支援に向けて、開発を進めていく。
その第一弾として、工場の生産ラインのデータをクラウドで管理・解析できる「情報収計・分析ツール」を、飲料メーカー2社の国内工場にサブスクリプション方式(月額定額制)で提供し、5月に運用を開始した。

■「DNP飲料工場支援サービス」開始の背景

国内の労働人口の減少が進む中、飲料・食品業界の製造工場においても、人手不足・人材育成・技術伝承などの課題が深刻化している。こうした課題の解決に向けてDNPは、工場の生産ラインのデータを可視化して分析できる製造DXソリューション「DNP飲料工場支援サービス」の「情報集計・分析ツール」を開発した。
国内トップの導入実績を持つPETボトル無菌充填システムをはじめ、食品・飲料工場向け充填システム等で培った顧客企業の製造関連の課題解決のノウハウ等を活用し、工場の現場ニーズに合わせた課題を抽出し、業務効率化や生産性向上につなげていく。
DNPは今後、「DNP飲料工場支援サービス」の機能として、センシングモジュール、オペレーションサポートツール、自動化装置、メンテナンスサポートツール、教育・技術伝承ツール、コンサルサービスの提供などのメニューを拡張していく。
また、PETボトルに限らず、多様な飲料工場に同サービスの導入を進めるとともに、将来的には食品・医薬品・非食品分野など幅広い業界の工場に本サービスを提供していく予定。DNPは、同サービス全体で2030年までに50ラインの導入を目指す。

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