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ペーパル・脱炭素に貢献する紙「ZERO CO2 PAPER」発売

森を守る取り組みを応援し、CO2等の排出量を実質ゼロにした用紙

株式会社ペーパル(奈良市池田町76ノ7、矢田武博社長)は、6月より紙の製造で発生するCO2排出量を、森や木の力を借りたプロジェクトなどで削減した量でカーボン・オフセットした紙素材「ZERO CO2 PAPER(ゼロCO2ペーパー)」の販売を開始する。
同製品は紙の製造時に発生するCO2等排出量を実質ゼロにした紙素材。CO2などを減らす取り組みは年々進んでいるが、どうしても削減しきれないものが生じているが、「森と木」の力を借りてこれらの課題に取り組むもの。
紙の製造で発生するCO2等の排出量と同等の量を、森や木の力を借りたプロジェクトなどで削減した量を価値化したもの(=クレジット)でオフセットすることで、実質ゼロを実現していく。
同製品には「森の持つCO2を減らす力」や「木という循環するエネルギー源」での吸収量のクレジットの価値が含まれており、ゼロCO2ペーパーを買うことでCO2を減らす価値を買うこと、使うことがCO2等削減につながることとなる。
■プロジェクト01「天川村 永遠の地球 プロジェクト」
紀伊半島のほぼ真ん中に位置する奈良県吉野郡天川村。林業を守り未来へ伝えるために、さまざまな取り組みを行っている。「天川村 永遠の地球 プロジェクト」もそのひとつであり、森林が吸収したCO2をクレジット化して販売する取り組みとなっている。
このプロジェクトには、「若手がやりがいを持ってほしい」との願いも込められており、自分たちが丁寧に手入れをした森がCO2を減らすことにつながる。それを実感し「森を守り、森と生きること」に喜びを感じてほしいとの思いも込められたのが、同プロジェクトとなる。
■ゼロCO2ペーパーを通じて貢献する

このような想いに貢献するため、同プロジェクトを、クレジットを通じて支援する。さらに、紙を通じて取り組みを世の中に広めることで、従事者が世の中への貢献を実感してもらえることを目指す。
ゼロCO2ペーパーは、名刺やパンフレット、封筒などさまざまなものに加工できる紙となっており、「CO2削減や林業を守り未来につなげたい」という想いに共感してもらった人に、日常で使う紙を同製品に代えてもらうことを目指す。
■「CO2削減の貢献活動」を発信し、企業価値を向上

例えば、普段使う紙製品にCO2削減量を記載することで取り組みを分かりやすく伝え、企業価値の向上につなげられる。また、SDGsの目標13「気候変動に具体的な対策を」に貢献することができる。
※CO2等排出量の算出に関しては、特定非営利活動法人の資源リサイクルシステムセンターが監修している。

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