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コダック・KODACHROMEインクによってインクジェットテクノロジーがオフセットレベルの印刷を再現

コダックは6月7日、新しいKODACHROMEインクにより、インクジェット印刷用インクの新たなスタンダードを確立したことを発表。これにより、KODAK ULTRASTREAMコンティニュアスインクジェットテクノロジーを使用した印刷機で最高レベルの演色性、画像の安定性およびディテールを実現することができるようになった。
ULTRASTREAMテクノロジーを採用して最近発売されたKODAK PROSPER ULTRA 520プレスでは、 KODACHROMEインクが重要な役割を果たしており、高速でオフセットレベルの美しい印刷を実現、幅広い用途に対応している。
新たな次元に到達した色彩と濃度
KODACHROMEインクは、さまざまな基材上で優れた彩度と濃度を再現する。その秘密は、コダック独自の顔料マイクロミリングプロセスとなる。このプロセスにより、通常50ナノメ ートル未満という非常に細かく分散された顔料粒子の製造が可能となる。
この独自のプロセスにより作られたごく微細な顔料により、インクの乾燥時間が短縮され、乾燥したインク層は非常に薄くなり、散乱光が生じにくく、深みのある純度の高い、極めて鮮やかな色を生成することで色域は非常に広くなり、画像の永続性を損なうことがない。
KODACHROMEインクは、SWOP(オフ輪)よりも95%大きい色域体積を持ち、GRACoL(枚葉オフセット)よりも39%広い色域を再現する。こうした特性により、イ ンクの塗布量が少なくても優れた色を実現できることから、ランニングコストを抑えることができる。
KODACHROME インクによりコンティニュアスインクジェットの持続可能性が向上
保湿剤の使用を抑えた水性KODACHROMEインクは、従来の溶剤インクよりも持続可能性に優れている。ポリ塩化ビニル(PVC)やフタル酸エステル類を含まない、人にも環境にも安全なインクとなっており、コダック独自の印刷可能な水性オプティマイザーエ ージェント(処理剤)と同時に使用することで、ほぼ全ての基材の印刷に使用できる。
このオプティマイザーエージェントにより、紙、プラスチック、フィルムのほぼ全てにおける インク受容性、インク定着性、耐摩擦性および画質が向上する。

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