大塚商会とNEC　が「DX統合パッケージ」デジタルインボイス対応で協業

　株式会社大塚商会（東京都千代田区）と日本電気株式会社(東京都港区)は、株式会社OSK（東京都墨田区）が開発し、大塚商会が提供する企業のDX推進の基盤作りを支援する「DX統合パッケージ」に、NECの「KMD Connect」を利用したデジタルインボイスの送受信機能を実装し、9月に提供を開始することを発表した。
　これによりデジタル庁が推奨する共通フォーマット請求データを販売管理システムや会計システムと連携できるようになり、請求業務が人の手を介することなくデジタルで完結、セキュリティを確保してバックオフィス業務の圧倒的な効率化が期待できる。
近年、働き方改革やコロナ禍をきっかけに一気に浸透したテレワークなどの多様な働き方に合わせ、利便性や効率化への需要が高まり、デジタルインボイスの早急な整備が求められている。
「DX統合パッケージ」が「KMD Connect」に対応することにより、請求書の発行側は印刷・封入・発送作業の負担を軽減できるようになる。また、受領側は受け取った請求書が適格請求書の要件を満たしているかのチェックが不要となり、さらに業務システムと連携できることで受領からデータ登録・保管までの業務工数を削減することも可能となる。
　大塚商会では、「DX統合パッケージ」を単なる請求書の送付手段に留まらず、統合型のビジネスプラットフォームとして、ビジネスプロセス全体を一元的に管理できる機能を提供することにより、企業の業務効率と生産性の向上を目指す。