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石井食品とTBM、環境配慮素材LIMEXを使用した世界初の食品包材用シーラントフィルムを開発

無添加調理で商品作りを進めている石井食品株式会社(千葉県船橋市)と、プラスチックや紙の代替となる環境配慮素材「LIMEX」を開発・生産・販売する株式会社TBM(東京都千代田区)は、世界初となるチルド食品の包材などの用途で扱えるLIMEXを使用した食品包材用シーラントフィルムの開発に成功した。
2024年2月から販売開始予定の石井食品が展開する「地域と旬」シリーズのハンバーグでの採用が決定し、第1弾として毎年冬から春にかけて発売している「神奈川三浦のキャベツを使ったハンバーグトマトソース(ロールキャベツ風)」で採用される予定となっている。
同製品は、フィルムの一部に石灰石を主原料とする環境配慮素材「LIMEX(LIMEX Pellet)」を使用することで、従来の食品包材用プラスチック製フィルムと比較し、石油由来プラスチック使用量や原材料調達から処分(焼却)までの製品ライフサイクル全体でCO2を含む温室効果ガスを削減することが可能となる。耐熱性やシール強度、耐衝撃強度など、従来品と同等の機能物性を有している。
今後、石井食品とTBMは、2024年に50周年を迎え、年間約1億個の販売数を誇る「イシイのおべんとクン ミートボール」での同製品の本格的な実用化と市場展開を視野に入れ、環境負荷軽減に向けた連携を強化していく。

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