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大日本印刷・環境配慮型デジタル広告「DNP GreenAD」でCO2排出量を50%以上削減

大日本印刷株式会社(以下:DNP)は、OpenX Technologies, Inc.と協業し、デジタル広告配信の過程で発生するCO2排出量を計測してその削減を支援するサービス「DNP GreenAD」を6月より提供しており、今回、ユニリーバ・ジャパン・カスタマーマーケティング株式会社(ユニリーバ・ジャパン)において、同サービスのトライアル運用を行った。
通常設計と環境配慮型設計の2種類のデジタル広告を配信して比較検証した結果、環境配慮型設計では通常設計と比べてCO2排出量を58.1%削減するとともに、ユーザーへの広告表示回数のうち広告がクリックされた回数の割合(CTR:Click Through Rate)が2.2倍に向上する結果を得た。
デジタル広告は、目的に適したインターネット上の広告枠をリアルタイムかつ自動的に買い付けて広告を表示するものであり、その際にデータ処理やコンテンツ配信などを行うサーバーの稼働、ネットワーク上の膨大な通信量などでエネルギーを消費し、CO2も排出している。
こうした環境負荷の低減に向けてDNPは、環境配慮型デジタル広告のサービスを通じてデジタル広告取引のCO2排出量を計測するとともに、その排出量削減につながる広告配信の設計を提案し、その実現を支援している。
今後の展開としてDNPは、脱炭素社会の実現に向けて、同サービスの提供先を拡大していく。
広告主等が環境に配慮した広告配信を実践していることを生活者が意識できる啓発活動や環境負荷が低いWebサイトの構築なども行っていく。また広告代理店や媒体各社も含めた多様なステークホルダーと連携し、デジタル広告のサプライチェーン全体でカーボンニュートラルの実現に取り組んでいく。

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