大日本印刷・「PRIDE指標」の最高位「ゴールド」を3年連続で受賞

大日本印刷株式会社（以下：DNP）は11月7日に企業等の枠組みを超えてLGBTQ+ の社員にとっても働きやすい職場づくりを推進する一般社団法人work with Pride が策定した評価指標「PRIDE指標」の最高位「ゴールド」を3年連続で受賞したことを発表した。
DNPでは、「人権の尊重」を、企業が社会の一員として果たすべき責任である捉えている。全社員に、あらゆる人が固有に持つ文化・国籍・信条・人種・民族・言語・宗教・性別・年齢・性自認・性的指向・障がいの有無などの多様性を尊重し、規律ある行動を取ることを求めている。
また、人的資本戦略に掲げた人的創造性（付加価値生産性）を飛躍的に高めることを目的に、同質で均一な組織から多様性に富んだ組織に変わり、多様な人材が活躍できる企業グループであり続けるための取り組み・制度を拡充している。
LGBTQ+関連では、職場における物理的・心理的負担といったさまざまな課題の解決に向けて、社外の活動への参画や社内の研修などを通して社員同士の理解と連携を深めており、2023年は従来からの社内施策に加え、D&I関連の推進チームに専門的に関わる社員を社内複業の制度を活用して増強するなど、活動の強化と範囲の拡大に努めている。
DNPグループ全体で取り組む「PRIDE指標」に関連する主な施策は次の通り。
■トップメッセージ等の発信
▽2023年度は、毎年6月に世界各地でLGBTQ+の権利を啓発する活動が行われる「プライド月間」の企画の一環で、経営トップによるメッセージを全社員に向けて社内Webサイトで発信。
「プライド月間」を機に、社員全員が互いに理解を深め合い、未来をより良いものにしていくことを経営トップから伝え、社員一人ひとりの意識の醸成につなげた。
■社内向けの主な取り組み
▽性的マイノリティを支援する「アライ」 の社員の拡大を推進。アライのコミュニティでの情報発信を強化するほか、全社向け・当事者向け・アライコミュニティ向けなど、さまざまな形で対話会を実施した。
▽全社員向けのLGBTQ+関連のオンライン研修を更新。
▽DNPのD&Iをイメージしたオンライン用の背景コンテンツを制作し、プライド月間に全社員向けの配信を開始した。
■社内・社外での主な取り組み
▽生活者や事業パートナーとの接点としてDNPが運用するオープンイノベーション施設「DNPプラザ」（東京・市谷）内の「みんなの『問い』文庫」で、2回目となる「LGBTQ+特集」企画を実施し、関連書籍を展示・販売した。
■社外での主な取り組み
▽「work with Pride2023実行委員会」に参画し、LGBTQ+の方々の企業における働きやすさの向上を推進している。
▽「work with Pride」の企業経営者アライネットワーク「Pride1000」に、呼びかけ人として代表取締役専務・宮健司氏と、取締役・宮間三奈子氏が参加した。
▽性的マイノリティに関連する正しい理解に向けた情報発信等を推進する「プライドハウス東京」への協賛を継続し、主な活動に参画した