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TBM・日本発の環境配慮型素材を取り揃えたB2B向けマーケットプレイス 「Green Sourcing Hub」β版をローンチ
株式会社TBM(東京都千代田区)は、日本発の環境配慮型素材を取り揃えたB2B向けマーケットプレイス「Green Sourcing Hub(グリーン・ソーシング・ハブ)」 のβ版をローンチした。
この取り組みは、日本貿易振興機構(JETRO)が推進する令和4年度「スタートアップ等輸出支援ビジネスモデル実証事業費補助金」に採択されている。 国内の素材産業は、国内GDPの2割を占める製造業の約3割を占める基幹産業となる。日本の素材は優れた機能性等が評価されており、国際競争力を有している。素材のグローバル需要は途上国を中心にさらに拡大していく見込みであり、今後も素材産業は日本の基幹産業として発展し続けられる市場が存在する。 世界のサステナブルプラスチック市場(バイオ由来プラスチックや生分解性プラスチック等)の市場規模は2020年から2030年まで年平均成長率13.3%で成長し、2030年には8,288億米ドルに達すると予測されている。また、世界の再生プラスチック市場は、2023年の507.8億ドルから2030年には889.6億ドルに成長し、予測期間中の年平均成長率は8.3%と予測されている。
各国政府はリサイクル素材の使用を推進する政策を次々と発表しており、透明性が確保された環境に配慮された再生素材に対するニーズは加速度的に伸び続けると予想される。 2020年時点で、B2B 取引のほぼ半数がオンラインでの取引であり、2025 年までにはサプライヤーとバイヤーとのデジタル取引が 80% になると予想されている。また、アメリカやヨーロッパの素材メーカーは、デジタルプラットフォームを通じた素材の売買やマーケティング活動が盛んに行われている一方、日本の素材メーカーは商社や現地の販売代理を活用することが多く、デジタルプラットフォーム通じて素材メーカーがエンドブランドや成形メーカーへ直接的にアプローチする海外展開は発展途上となっている。 TBMは脱炭素・循環共生型社会の実現に向け、 プラスチックや紙の代替となる、炭酸カルシウム(石灰石)等の無機物を50%以上含む新素材 「LIMEX(ライメックス)」や再生素材「CirculeX(サーキュレックス)」等の環境配慮型素材の普及、社会課題である廃プラスチックの資源循環を促進してきた。
今年に入り、LIMEXはLVMHグループ傘下のブランドや海外の代表的な企業で採用されている。また、過去にはCOPやG20、G7等の国際会議で紹介、UNIDO(国際連合工業開発機関)のサステナブル技術普及プラットフォーム「STePP」に登録されている。
さらにTBMは今年、世界経済フォーラム(ダボス会議)のユニコーン・コミュニティに参加し、素材ビジネスの海外展開に注力している。
経済産業省の「新・素材産業ビジョン」で記されている通り、日本の素材産業は日本経済・地域経済の基幹産業として、高い技術力を有し、海外のマーケットでも高いシェアを占める製品も多く存在する。
一方、欧米では既にデジタルプラットフォームを通じた素材のデジタル取引やマーケティング活動が盛んに行われています。グローバル需要は今後さらに拡大していく見込みでありながら、国内の素材産業の内需は減少している TBMは、これまで培ってきた海外展開のノウハウや商社、成形メーカー、印刷会社、業界団体とのネットワークを活かし、素材ビジネスのDXを推進し、Green Sourcing Hubを通じて、日本の素材産業に関わるスタートアップや中小・中堅企業、サプライヤーの方々の海外展開の効率化を促し、日本の環境配慮型素材の輸出拡大、国際競争力の向上に寄与していく。