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DNPアートコミュニケーションズ・天理大学附属天理図書館イメージアーカイブ」を開始

大日本印刷株式会社(以下:DNP)のグループ会社で、美術関連のコンテンツビジネスを行う株式会社DNPアートコミュニケーションズは、国内外の多くの美術館・博物館等の所蔵作品の高精細なデジタル画像データの貸出サービスを行っている。その一環で、2023年12月1日(金)に、天理大学附属天理図書館(奈良県天理市杣之内町1050)の所蔵作品の画像データ貸出サービス「天理大学附属天理図書館イメージアーカイブ」を開始した
天理大学附属天理図書館は、国宝6点、重要文化財87点、重要美術品66点を含む約150万点(2023年3月末時点)の蔵書数を誇る日本有数の図書館。中でも、宗教学、東洋学、オリエント学、考古学、民俗学、地理学、言語学、国文学等の分野では極めて貴重な文献を数多く所蔵している。
これらの所蔵品のうち、「蝦夷風俗画集」の高精細画像データ106点の貸出しからスタートし、利用者の方々の要望に沿って、絵画・美術資料を中心に取扱い点数を増やしていく。
「蝦夷風俗画集」は、北海道生まれの郷土史研究家・越崎宗一氏(1901-77)が収集したアイヌ絵、及び北海道に関する絵図等。アイヌ絵は江戸後期から明治前期にかけて、平沢屏山などが描いた風俗画で、文字や絵画を残さなかったアイヌの人々の生活や風俗を知ることができる貴重な資料となっている。
今後の展開としてDNPアートコミュニケーションズは、今後もさまざまな美術作品及びその画像データを所蔵する美術館や博物館等に提携先を拡げ、美術と歴史の専門フォトライブラリーとしてコンテンツの充実を図るとともに、美術作品に関わる権利処理やコンサルティングの業務を拡充していく。

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