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モリサワ・D4Vとスタートアップのデザイン業務支援で連携

2000書体が無償など特別プランを提供

株式会社モリサワ(大阪市浪速区、森澤彰彦社長)とベンチャーキャピタルのD4V(Design for Ventures、本社:東京都港区、CEO:高野真氏)は12月12日、日本国内のスタートアップ企業によるデザイン業務への支援で連携を開始したことを発表した。まずはD4Vの投資先企業並びにD4Vが運営するスタートアップのデザイナーコミュニティ「First Designers」参加者を対象に、フォントサブスクリプションサービスMorisawa Fontsなどの特別プランを提供する。
モリサワはフォントサブスクリプションサービス「Morisawa Fonts」をリリース以来、スタートアップ企業から、予想を上回る反響を得ている。これは、1ライセンスで2台のPCまで利用できる点やフォントを使って制作したロゴの商標登録が可能であることなどがスタートアップ企業のワークスタイルやブランド構築のプロセスに合致したためで、Morisawa Fontsの契約数は増加傾向にある。
一方で、スタートアップ企業の創業期においては、資金面でデザイン環境に十分な投資ができないという声も聞かれていた。
D4Vは2016年の設立以来、50社を超える投資先スタートアップ企業に対し、資金や助言を含む経営支援に加え、ブランディングから製品開発、組織づくりに至るまでの多様なデザイン課題を支援してきた。また、2021年からスタートアップのデザイナー向けコミュニティ「First Designers」を運営し、スタートアップで活躍するデザイン人材の育成と活性化に貢献している。
モリサワは、「文字を通じて社会に貢献する」を社是に、より多くの方にとって読みやすく設計されたUD(ユニバーサルデザイン)フォントの開発や、デザインを学ぶ方への支援などを行ってきた。
日本のスタートアップが「デザイン」を成長ドライバーとして最大限に活用できる未来を目指すD4Vの理念に共感し、今回の連携に至った。両社はモリサワが提供するスタートアップ支援プログラムなどを通じてスタートアップのデザイン業務を支援し、事業成長に寄与することを目指す。
D4V向けスタートアップ支援プログラムの概要は次の通り。
▽対象=D4Vの投資先スタートアップ企業およびD4Vが運営するスタートアップのデザイナーコミュニティ「First Designers」参加者。
▽内容=Morisawa Fonts、Webフォント、組込みフォント、SAFL(サーバーアプリケーション用フォントライセンス)などの特別プラン、Morisawa Fontsスタンダードプランの期間限定無償提供(一部対象者限定)

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