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モトヤ・活字時代の書体を復刻した「モトヤホンコン」に新商品が登場
株式会社モトヤ(大阪市北区、古門慶造社長)は、活字時代の書体を復刻した「モトヤホンコン」の新商品として新たに「モトヤホンコン3」を1月25日より販売を開始する。
モトヤ書体の開発は、1950年代から始まり現在に至っており、これまでに鉛活字、タイプ活字、写植用文字盤、デジタルフォント(ビットマップフォント・アウトラインフォント)と、さまざまなフォントソリューションに対応し、その製品形態を変えてきた。
永年にわたる書体開発の歴史の中で変わらないものが、「可読性」と「文字の美しさ」の追求である。
活字時代から「可読性」と「文字の美しさ」を追求し、印刷業界で絶大な支持を得てきたモトヤ書体は、近年では、テレビテロップやゲーム、Web、地図サイトなど幅広いジャンルに導入されるケースが増えている。
「モトヤホンコン」は、明朝体のようなデザインと、ゴシック体を思わせる力強さを併せ持つ書体。文字の一画一画から勢いを感じさせるこの書体は、中国・香港で着想を得たことから「ホンコン」と命名され、1972年に活字書体として販売していた同社では、この「モトヤホンコン」を50年の時を経てデジタルフォントとして現代に蘇らせた。
明朝体とゴシック体が持つそれぞれの良い部分を継承した「モトヤホンコン」は、見出しなど大きいサイズでの使用に最適な太めの「モトヤホンコン5」と、本文用に小さいサイズでの使用を想定した細めの「モトヤホンコン3」の2種類のウエイトでファミリーを展開する。
新商品「モトヤホンコン3」は、2022年に発売した活字時代の書体をデジタルフォントとして復刻した「モトヤホンコン5」の太さ違いの商品であり、モトヤホンコンの持つクラシカルなイメージを保ったまま文字を細いデザインにすることにより、文章や小見出し等の小さいサイズでも印象深い文章表現が可能となる。
同社では今後も可読性と美しさを追求する文字フォントの開発と普及を通じて、全ての産業を発展させることを目指す。
「モトヤホンコン3」の価格は外字付きTrueTypeフォントが13,200円、OpenTypeフォントが19,800円(いずれも税込)となっている。
https://www.motoyafont.jp/special/hongkong/