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大日本印刷・解説音声を感情豊かな字幕にしてスマートグラスに表示するシステムを開発
大日本印刷株式会社(DNP)は、聴覚に障がいがある人もアート作品を一層楽しめるように、ガイドスタッフや体験会参加者の音声等をテキストにしてスマートグラスに字幕表示するシステムを開発した。
同システムでは、テキストデータの内容に合わせて、最適なフォントを表示する「DNP感情表現フォントシステム」を活用する。
また、1月27日(土)から東京都庁内にあるパブリックアートを対象に、同システムを活用してガイドスタッフの解説音声をスマートグラスに表示する鑑賞体験会を実施する。
【スマートグラスでの音声字幕表示の取り組みの背景】
美術館や博物館では、アート作品や文化財などについて、より多くの人が楽しみを深められるように、年齢や障がいの有無、母国語の違い等に関わらず、必要な情報がより多くの人に届き、意思疎通が可能となるユニバーサル・コミュニケーションの取り組みを進めている。
DNPは、各種情報機器やMR(Mixed Reality:複合現実)に関する実績とノウハウ等を活かし、美術館・博物館等に向けて、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)やスマートグラスを使用したガイダンスシステムや新しい鑑賞システム等を開発・提供している。
そうした取り組みの中で今回、聴覚障がいがある人と聴者がともに楽しめるサービスのひとつとして、MRや文字フォント等の技術・ノウハウなどを掛け合わせ、スマートグラスに音声を字幕で表示するシステムを開発し、体験会でその効果や課題を検証する。