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小森コーポレーションと山形大学が包括的な連携協定を締結
株式会社小森コーポレーション(東京都墨田区、持田訓社長、以下:KOMORI)はこのほど、国立大学法人山形大学と包括連携協定を締結した。
山形大学は、プリンテッド・エレクトロニクスの国際的研究開発拠点として、2013年には有機エレクトロニクスイノベーションセンターを開所し、約10年以上にわたりオープンイノベーションを展開してきた。
また、KOMORIは、1923年創業の印刷機械システムメーカーで、プリンテッド・エレクトロニクスを成長事業と位置付け、PE要素技術開発センターを2023年に開所し、オープンイノベーションを推進している。
今後は、山形大学の強み「マテリアルテクノロジー」と、KOMORIの強み「プリントテクノロジー」で、次世代プリンテッド・エレクトロニクスのイノベーションを推進していく。
■連携の実績と経緯
山形大学とKOMORIは、これまで有機ELの電極印刷、フレキシブルハイブリッドエレクトロニクス(FHE)での導電配線印刷、3次元曲面形状の(3D)エレクトロニクスなどの研究開発で連携してきた。このほど、基礎学術から事業化・人材育成、交流・施設装置の活用まで範囲を広げ、新しい分野に向けて包括的に連携していく。
■今後の展開と進め方
新しい技術分野として、微細配線技術に加え薄膜塗工技術を共同で研究開発し、具体的には次世代太陽電池や次世代二次電池に向けて、印刷材料開発(山形大学)と印刷装置開発(KOMORI)印刷プロセス開発および試作品作製(共同)の展開をする。
山形大学では有機エレクトロニクスイノベーションセンター(INOEL、米沢市)、KOMORIではPE要素技術開発センター(PEDEC、つくば市)をそれぞれの中心拠点として包括的な連携を進めていく。