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【「JP2024・印刷DX展出展概要」】コスモテック

株式会社コスモテック(京都市伏見区、永井尚雄社長)は、「JP2024・印刷DX」に出展し、ハイプレッシャー加湿器、ケミカルフリー型湿し水冷却循環装置などを紹介する。
電源100V、消費電力110Wの大容量ポータブル加湿器
ハイプレッシャー加湿器「いつも」は、本体と一体化された4つのノズルが上下左右45度以上に変更が可能で、360度全方位に噴霧できるもの。1時間当たり6.0ℓのパワフル加湿で最大200㎡の広範囲な加湿が可能となる。
電源は100V、消費電力は約110Wで、1日フルで使用しても電気代は約29円という省エネ性能を実現している。
同装置は、噴霧の運転・停止の間隔を1秒単位で自由に設定できるため、必要最低限のエネルギー消費で最適な湿度を保つ。印刷機のフィーダー部やデリバリー部周りへのスポット加湿としても最適な装置となっている。
ハイプレッシャー加湿器「ウルオス」は、エアーコンプレッサーを使用しない高圧ポンプ方式のため、驚くほど少ない消費電力で加湿が可能なもの。1時間当たり最大50Lの噴霧ができ、より広範囲の加湿が行える。
消費電力は約1.5㎾で、1L/hの加湿にかかる電力量が電熱蒸気式の約100分の1という驚くほどの省電力を実現した。
また、ウルオスには純水装置内蔵型もあり、よりクリーンな空間加湿にも対応している。高圧ポンプによる微細な噴霧は、印刷・製本工場、紙製品の保管倉庫など、その他環境製品として多様な業種にも採用されている。ラインナップは、「UruOs(ウルオス)50/純水装置内蔵型50RO」。より大容量の加湿が必要な場合にはデンマーク製のMLシステム(最大2000L/h)を揃えている。
各装置の高圧で微細な噴霧は、給水元から加圧ポンプ・噴霧ノズルまで直結の完全密閉式のためゴミやホコリ、紙粉、パウダーなどの侵入がゼロとなり、衛生面においても非常に高いレベルをクリアしている。
薬剤コストとインキ使用量を削減する湿し水冷却循環装置
「TOP-ONE CFG」は、3つの高性能ユニットを搭載したケミカルフリー型の湿し水冷却循環装置。特殊フィルターユニットで汚れを除去し、クラスターボックスユニットで水を細分化、UVランプユニットで殺菌を行い、常に最適な湿し水を印刷機に供給する。
同製品で生成された湿し水は、印刷機への水上げ量を絞ることができ、結果としてインキも絞ることが可能になる。納入台数も100台を突破し、インキ削減量も同社計測平均値で15%を達成している。水・インキが絞れることは、品質・生産性の安定にも直結するため、起因するトラブルも削減できる。
枚葉印刷用とオフ輪用の2種類を用意しているが、オフ輪機ではインキ使用量の削減効果が顕著に表れるため、特にオフ輪業界への導入が進んでいる。同社では希望に応じて貸し出しテストにも対応している。
このほか、「コスモクリーンCC-1」は、ローラー冷却水の腐食などによる汚れをフィルター除去し、冷却水の交換頻度を低減、印刷機の保守メンテナンス性向上に寄与する装置となっている。

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