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大日本印刷・黒崎工場(福岡県)で有機ELディスプレイ製造用メタルマスク生産ラインを稼働開始

大日本印刷株式会社(以下:DNP)は、福岡県北九州市の黒崎工場内に新設した有機EL(OLED)ディスプレイ製造用のメタルマスクの生産ラインの稼働を5月に開始した。
新ラインでは、各種IT機器で導入が進んでいるOLEDディスプレイのうち、生産効率を大幅に高める第8世代(G8)サイズのガラス基板に対応した大型メタルマスクを生産する。
■新ライン本格稼働について
▽スマートフォン、タブレット端末、ノートパソコン、モニター等のIT製品でOLEDディスプレイの導入が広がっている。そうした市場の中でも特にディスプレイの大型化のニーズが高まっており、OLEDパネルメーカー各社は、現在の第6世代(G6)サイズよりも生産効率が高いG8のガラス基板での量産を推進している。
DNPは黒崎工場の新ラインで、こうした大型化のニーズを先取りしていく形で、G8サイズに対応したメタルマスクの生産体制を構築した。
▽DNPは、自然災害などの発生に対してもサプライチェーン全体への影響が最少となるよう、常に事業継続計画(BCP:Business Continuity Plan)を最適化して、その対応を強化している。
今回の黒崎工場の新ライン稼働開始によって、BCPの一層の推進を図り、メタルマスクの既存の生産拠点である三原工場(広島県)のバックアップを可能にする。
DNPは黒崎工場の本格稼働によって、メタルマスクの生産能力を従来の2倍とする予定。

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