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OSP・離型剤シリコーン不使用で剥離紙がない環境配慮型製品の開発に成功

大阪シーリング印刷株式会社(大阪市天王寺区、松口正社長)はこのほど、 環境配慮型製品「水貼りサーマルテープ」の開発に成功したことを発表した。
同製品は、ラベルの接着面に水をつけて貼り付けるサーマルテープラベルで、接着剤は環境負荷の小さいアクリル樹脂不使用の糊を使用した環境配慮型製品となっている。
サーマル紙のため、印字可能な封緘テープとしても活用できる。また、商品ごとに合わせて外箱に印刷している表記を同製品に印字し、無地箱に貼ることで資材が共通化され、コスト削減にもつながる。
剥離紙不使用により、廃棄物がなく環境配慮、巻き量が増えて作業時の交換頻度が減り、輸送と保管スペースの節減につながり作業効率改善というメリットが得られる。
同製品は、表面コーティングに離型剤シリコーンを塗工していないため、印刷だけでなく筆記も可能となる。 同社では段ボール封緘用の包装機が今秋に完成予定で、貼り機と同製品のセット販売に向けて生産体制の確立を進めていく。

■コスト面における3つのメリット

剥離紙がないため、ラベル使用後の剥離紙の処理にかかる廃棄代がなくなる。次にテープに印字することで宛名ラベルと封緘テープがひとつになり使用資材が減る。
そして、商品ごとに外箱に印刷している表記を同製品に印字すると、共通資材として無地箱に切り替えることができコスト減となる。また、荷物の梱包・発送作業時に貼り付ける工程が減ることで作業効率が向上し、人手不足の課題解決にもつながる。

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