NEWS

ニュース

DNP・「ほんの切れ端」をアートにアップサイクル

大日本印刷株式会社(以下:DNP)と、企業のマーケティング施策を支援する株式会社DNPコミュニケーションデザイン(以下:DCD)は、アート作品のプロデュースなどを行うリフレクトアート株式会社と共同で、書籍製造(製本)時に裁断する紙の周辺部分=「切れ端」を使ったアップサイクルアート商品「ほんの切れ端」を7月1日に販売を開始した。
同製品をリフレクトアートのアンテナショップ「ものとアート」の成田空港第2ターミナル店とグランスタ東京店(JR東京駅構内)で販売を開始し、その後、横浜赤レンガ倉庫店でも順次販売していく。
DNPグループでは、常に製本の際に裁断する周辺部分の紙(切れ端)も大事な資源として生かしており、ほぼ全量を古紙としてリサイクルしてきた。
「ほんの切れ端」は、書籍を製造するDNPの久喜工場(埼玉県)で発生する「切れ端」を活用し、リフレクトアートのアーティストがひとつひとつ手書きで彩色した1点もののアート商品となる。
書籍製造プロセスで発生する無地の「切れ端」は、製本用の糊で束ねた形状となっているため、メモ帳やノートとして自由に書き込むことができる。
生活者が日頃意識することのない書籍が出来る過程で「切れ端」に価値を見出し、アートの力で新しく生まれ変わらせて、多くの人が自由に使うことができる。ものづくりの過程に触れる楽しさとともに、自分の生活にリサイクル商品を取り入れる体験を通じて、資源循環の大切さも生活者に伝えられる。また、収益の一部を参加アーティストに還元し、若手を中心としたアーティストの支援につなげていく。
今後の展開としてDNPとDCDは、書籍製造過程で発生する「切れ端」などのさらなる活用方法を検討し、提供する商品のラインアップを拡充していく。
また、再生可能資源である紙の有効活用など、循環型社会の実現に取り組む企業・自治体などと連携してアップサイクル商品の開発や各種キャンペーン、ブランド価値の向上なども支援していく。

ページの先頭へ戻る