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モリサワ・「UD学参丸ゴシック」を8月6日提供開始
株式会社モリサワ(大阪市浪速区、森澤彰彦社長)は、新書体「UD学参丸ゴシック」を8月6日(火)より提供開始することを発表した。「UD学参丸ゴシック」は、モリサワのUDフォントが使えるサービス「MORISAWA BIZ+」および「MORISAWA BIZ+ 公共団体向けUDフォントプラン」を通じて利用できる。
「UD学参丸ゴシック」は、教科書・教材のために開発された丸ゴシック体。全ての和文の文字が文部科学省の学習指導要領の字形に準拠(学参化)しているため、「UDデジタル教科書体(https://www.morisawa.co.jp/topic/upg201802/)」と並んで、読み書きに困難さのある児童・生徒を含む多くの子どもたちの学習を支援する書体となっている。
子どもたちの発達段階や使用目的などに合わせて、「BIZ UDゴシック」「UDデジタル教科書体」など他のUDフォントと併用したり、使い分けていただくことが可能となる。
「UD学参丸ゴシック」の漢字やかなは、ひと文字ひと文字が大きく見えるように作られており、お年寄りやロービジョンの方の読み間違いが少なくなるよう、細かな工夫が施されている。ロービジョンの方を対象とした検証でも評価が高いフォントとなる。
英数字は、ロービジョンの方へのヒアリングを踏まえ、読み間違えにくいことに焦点を当てた丸ゴシックの形状が優先されている。学校で習う形状とは異なるが、「1」と「l(小文字エル)」や、「a」と「o」、「W」と「VV」などの読み間違いを減らす工夫が施されており、グラフや表組みの数字表記などにも適している。
福岡教育大学での学生約273名を対象としたアンケート調査では、複数の書体を比較した結果、4割以上の学生が「UD学参丸ゴシック」を最も英数字の形がはっきり分かる書体と回答があったた。
そのほか、書体の詳しい特長や教育現場で活躍されている方々の活用事例などを7月29日(月)公開の特設ページで紹介している。
https://www.morisawa.co.jp/topic/udgakusanrgo/