DNP・出版印刷事業に関する組織再編（同社子会社との吸収分割）を発表

大日本印刷株式会社（以下:DNP）は、8月8日開催の取締役会において、2025年4月1日（予定）を効力発生日として、当社の出版印刷事業を、吸収分割により同社の完全子会社である株式会社DNP書籍ファクトリーに承継させること（以下:「同吸収分割」）を決議したことを発表した。
なお、同吸収分割は、DNPおよびDNPの完全子会社を当事者とする組織再編であるため、開示事項・内容の一部を省略して開示している。
■本吸収分割の目的
同社グループで行っている出版印刷事業の経営環境は、昨今のデジタルメディアの普及、消費者ニーズの変化を起因とした出版市場における紙メディアの縮小を受け、年々厳しさを増している。
こうした状況の中、同社グループの出版印刷事業について、意思決定の迅速化及び部門間連携の強化を図り、市場環境の変化に適切に対応することが可能な事業推進体制へと移行するために、同社の出版印刷事業を、吸収分割の方法により株式会社DNP書籍ファクトリーに承継させることとなった。
また、同日に株式会社DNP書籍ファクトリーを存続会社、同社の完全子会社である株式会社DNPメディア・アートを消滅会社とする吸収合併を行い、出版印刷事業の営業・製造体制を再編して製販一体の体制を構築していく。
なお、本吸収分割の効力発生日付で、承継会社である株式会社DNP書籍ファクトリーの商号を「株式会社DNP出版プロダクツ」に変更する予定となっている。
今後の見通しとしては、同吸収分割は、同社および同社の完全子会社を当事者とするものであるため、同社の連結業績に与える影響は軽微となる。