NEWS

ニュース

OSP・産官学の連携により誕生した関西大学オリジナルビール「關杯(かんぱい)」のラベル協賛

大阪シーリング印刷株式会社(大阪市天王寺区、松口正社長)はこのほど、関西大学千里山キャンパス(大阪府吹田市、高橋智幸学長)の「関大ブリュープロジェクト」よって誕生した同学オリジナルのクラフトビール「關杯(かんぱい)」のラベルを協賛することを発表した。
産官学連携によるSDGs推進を目的に、関西大学が制定した「関西大学SDGsパートナー制度」がある。同社はZ世代の学生と社会課題をともに考えるSDGsの取り組みの一環として、2023年8月にパートナー制度に登録した。今回の連携は、その第1弾となる。
■産官学の連携により、オリジナルビールが誕生
ビール造りにおいては、ホップの苗植えから醸造までの製造サポートは、東邦レオ株式会社(大阪市中央区、吉川稔社長)、ラベルデザインの制作とラベル370枚の協賛を大阪シーリング印刷が担当した。
■学生の想いを表現したラベル制作
ラベルデザインは学生が考案した企画や「關杯」への想いを基に、印刷知識がある同社のクリエーターが制作。大きく開いた両手は仲間とともに手作業で苗植えやホップ摘みをしたこと、ラベル全面にホップを配してたくさんの量が収穫できたことを表現した。
基調の紺色は、関西大学のスクールカラーである紫紺を意識しつつ、フレッシュなホップの黄緑色を引き立てる色を採用した。関西大学のオリジナルである証明として、校章の葦の葉を枠としてあしらい、粋でモダンなデザインに仕上げられた。
■「関大ブリュープロジェクト」とは

同プロジェクトは、学生が企業とのパートナーシップを学ぶ機会として、さまざまな取り組みを推進している。今回は「関大万博部」の学生が中心となり、キャンパス内でホップの苗植え・収穫、醸造、味・瓶の選定やネーミング考案などを行った。ビール商品化の一連を通じて、環境保全、地域活性、 人や企業とのパートナーシップの意義を学んでいる。
■「關杯」に込めた想い
商品名の「關杯」は、健康や成功など祝意を込めて酒杯をあげる「乾杯」を基に考案し、漢字の「乾」を 関西大学の「関」の旧字体「關」に置き換えた。今年が大学創立138年であり、スクールカラー制定100年の節目ということもあり、これまで積み重ねてきた伝統に重きをおき旧字体を採用した。
■学生のアイデアを取り入れたラベルの「仕掛け」
ラベルの「關杯」文字部分は、楕円形の透明シールとなっている。ビールを飲んだ後は、ステッカーと しても楽しめる仕掛けになっている。また、キャップ部分から瓶のボトル部分にかけて貼っている帯状の封印シールには、学生の母校や地元で開催される大阪・関西万博への想いを記している。約10種類あり、どのメッセージが当たるかも楽しみのひとつとなる。

ページの先頭へ戻る