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富士フイルムビジネスイノベーション・印刷物の検品工程を自動化し、印刷品質と生産性の向上を支援

富士フイルムビジネスイノベーション株式会社(東京都港区、代表取締役社長・CEO:浜直樹氏)は、プロダクションモノクロプリンター「Revoria Press E1」シリーズの新オプションとして、印刷物の検品工程を自動化し、印刷品質と生産性の向上を支援する「検査マネジメントシステム」を11月7日より販売開始した。
印刷時の品質不良を自動検出する同オプションにより、バラつきのない一貫した検品品質を維持できるため、オペレーターの作業負担軽減に貢献する。また、企業や官公庁、教育機関などで求められる集中印刷や基幹業務印刷など、大量印刷へ対応する給紙オプションも新たに拡充。高い印刷品質を保ちながら短納期での印刷や多品種小ロット生産、大量印刷などのモノクロ印刷の幅広いニーズへ対応する。
一般的にモノクロ印刷は、企業や官公庁のマニュアルやガイドライン、また請求書や報告書、教育機関での模試やテキスト教材に加え、商業印刷などの高速で大量印刷が必要とされる分野での印刷に使われることが多く、今後も安定した需要が見込まれる。また、現在ではカスタマイズ出版など、小ロットの書籍出版といった新たな出版ニーズの高まりによるモノクロデジタル印刷への新しい需要がある。
一方、印刷会社では短納期や多品種少ロット生産、バリアブル印刷など、高付加価値印刷への対応に伴う生産性と印刷品質の向上、さらには生産現場の効率化が課題となっている。
「Revoria Press E1」シリーズは、プロフェッショナルからオフィスまで幅広くオンデマンド・プリント・ビジネスを支えるプロダクションモノクロプリンター。今回、新オプションとして搭載した「検査マネジメントシステム」は、印刷しながら自動でリアルタイムに印刷不良を検出するシステムとなっている。
プリントされた画像を印刷ジョブの元データ(RIP画像データ)と比較し、最小0.3mmまでの黒点、汚れ、プリント抜け、用紙折れを検査する。また、プリントされたバーコードやOCRフォントの読み取り、ページ間での数字の連続性、表裏の番号一致も検査する機能に加え、新たに検査結果をCSVファイルで比較する機能も搭載されている。LCDSデータ形式にも対応することで、基幹業務における出力データの検査も可能となる。
さらには、プリント中の濃度変動や表裏レジ精度の変動を検知した際に警告を表示。警告表示後の対応は、印刷を継続・中断するか事前に設定が可能なため、安定した印刷品質を維持、管理ができる。加えて、パージ機能により印刷不良が見つかった用紙は排除され、自動的に再プリントすることにより、オペレーターの作業時間と負担を大幅に削減し、印刷物の適切な品質を保証する印字保証への対応にも貢献する。
 また、給紙オプションは、従来、給紙トレイ1台のみの運用であったが、今回より、大容量給紙トレイまたはエアーサクション給紙トレイを2台接続することが可能となった。2台の給紙トレイを連結することで、大量印刷時に用紙補給の回数が削減できるため、オペレーターの作業負荷軽減と長時間の連続稼働が可能となる。
 同社は、「Revoria Press E1」シリーズの新機能提供により、企業、官公庁、教育機関などにおける集中印刷や基幹業務印刷、また商業印刷など高速モノクロ大量印刷が必要とされる分野において、短納期や多品種少ロット生産の幅広いニーズに対応し、お客様のビジネスの収益性向上に貢献していく。

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