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コニカミノルタ・デザイン解析サービス「EXplainable感性」がロッテの新製品「LATTE MILK」のパッケージデザイン制作に貢献
コニカミノルタ株式会社(東京都千代⽥区)の提供するデザイン解析サービス「EXplainable感性(EX感性)」は、株式会社ロッテ(東京都新宿区)が4⽉15日より発売するチョコレートの新製品「LATTE MILK」のパッケージデザイン制作段階で活用された。
「EX感性」は、感性脳⼯学とコニカミノルタ独自の画像解析を融合した技術により、デザイン に対する⼈の感性を見える化し、定量的に解析するオンラインサービス。パッケージ・販促物など紙媒体のデザイン、店舗・展示会などの空間デザイン、Webや動画媒体などのコンテンツデザインといったさまざまなデザインを購買活動につながるよう最適化する。
ロッテでは、2024年に商品企画・マーケティング・販売企画で科学的・定量的な指標を取り入れることを⽬的に「EX感性」を導入し、デザイン検討段階での課題解決に活用している。
例えば新製品のパッケージデザイン検討では、製品の特長と消費者のニーズとが合致するポイントを探るために、過去に蓄積した知見の応用に加え、新しい⼿段を講じたいという課題があった。
そこで新製品「LATTE MILK」のパッケージデザイン制作段階において、「EX感性」による分析手法のひとつである「注目度分析」を活用し、複数の候補案の中から科学的に優位性のあるものに絞り込み、最終決定に至るまでの判断基準とした。
「EX感性」は、ロッテのデザイン検討段階における意思決定の納得性向上とプロセス効率化や時間短縮に貢献するとともに、⼀般⽣活者が店頭で初めて目にする新製品の特性を、より容易に認識できるデザイン案を抽出することで、興味を喚起し手に取りやすいパッケージデザインを作りあげることに寄与した。
生成AIなどの活⽤により、デザインのアイデアを今まで以上に多く作成することが可能となった今、それらをいかに評価し最終決定するかは、多くの企業や組織の課題となっている。特にデザイン領域では、その評価手法がブラックボックスとなりがちである。
「EX感性」は、製品がより多く売れるためのデザインを説明可能な評価として明⽰できることが特長となっている。デザインのエッセンスが数理モデルに基づいて定量化されるため、各デザイン要素の根拠を納得性が高く表現することができる。すでに消費財メーカー、印刷会社、デザイン会社 など数百社以上に導⼊実績がある。
コニカミノルタは、事業を通じて「働きがい向上および企業活性化」などの5つのマテリアリティ(重要課題)に取り組んでいる。今後も独自の技術やノウハウを応用したサービスの提供により、働く人々の生産性を⾼め、創造的な時間を創出し、個々が輝ける環境の整備を目指す。