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大日本印刷・東京都大田区立中学校28校へ「DNP学びのプラットフォーム リアテンダント」の導入が決定
NTT Comの学習eポータル「まなびポケット」との連携などで利便性を向上
大日本印刷株式会社(DNP)はこのほど、東京都大田区立中学校28校への導入が決まった「DNP学びのプラットフォーム リアテンダント」(以下リアテンダント)の運用などを進めていくことを発表した。
「リアテンダント」は、紙のテストの採点・集計業務をデジタル化し、児童・生徒一人ひとりの課題を抽出して、個別最適化した学習の推進や教員の働き方改革などを支援するもの。今回導入する学校では、「リアテンダント」の稼働を2022年1月に開始した。
また、大田区で導入済のエヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社が運営する学習eポータル「まなびポケット」と「リアテンダント」は、1回の認証(シングルサインオン)で連携して利用できるため、さらなる利便性の向上につながる。
DNPは「リアテンダント」の提供を通じて、採点業務の効率化による教員の働き方改革や、学習履歴データの可視化による「個別に最適化された学び」を支援している。また、学習系と校務系データの連動によって教育の質の向上を目指す文部科学省の「次世代学校支援モデル構築事業」や、総務省の「スマートスクール・プラットフォーム実証事業」(2017~19年度)等の先進的な実証事業にも参画してきた。
一方、大田区教育委員会では、生徒の学力向上や学校における働き方改革を推進するため、さまざまな手法を検討しており、その一環として採点支援システムの検証を行った。2020年12月には、大田区内のモデル校で学習履歴(スタディ・ログ)データの活用実績もある「リアテンダント」の実証を行った結果、従来の採点業務に比べて作業時間を削減できたことに加え、スタディ・ログを指導に活用できる点についても教員から高い評価を得たことにより、本格的な導入に至った
エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社が運営する学習eポータル「まなびポケット」は、スケジュールや教材の一括管理、学習状況の見える化の管理など、教育に必要な各種システムをつなぐプラットフォームであり、今回DNPは、「まなびポケット」と「リアテンダント」のシングルサインオンを可能としたことで、大田区教育委員会が目指す「子どもたちの新しい学びの構築と学びの保障」を支援していく。
今後の展開としてDNPは、すでに導入が決まっている東京都立の高等学校全校および中等教育学校・附属中学校の計203校、文京区や千代田区の中学校全校に対して、「リアテンダント」シリーズを提供していく。