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FFGS・クラウド校正システム「R.X(アール・エックス)」来春発売へ

富士フイルムグラフィックソリューションズ株式会社(東京都港区、山田周一郎社長)は、印刷物をはじめ動画やWebコンテンツなど、さまざまな制作物の企画推進、校正・確認・進捗管理等の業務をクラウド上で一括管理可能なクラウド校正システム「R.X」の提供を来春より開始する。
昨今、印刷会社では、多品種小ロット化やセキュリティの向上など、顧客の多様化する要望への対応や、業務効率化が大きな課題となっている。
こうした課題を解決するために同社は、複数の担当者・拠点・制作会社・クライアント企業間で校正・検版・進捗管理をオンライン上でリアルタイムに行い、印刷物制作業務の効率化を推進するWebポータル 「XMF Remote」を提供してきた。
今回、同社は印刷物制作業務のさらなる効率化とセキュリティ強化を目指し、クラウドベースのコミュニケーションツールに高い実績とノウハウを持つ株式会社Brushupと提携。
同社が持つさまざまな制作物の企画制作を効率化するコミュニケーションプラットフォーム「Brushup」をベースとしたクラウド校正システム「R.X」の提供を来春より開始することとなった。
同システムでは、印刷物制作時にRIP演算後のデータを活用し、顧客から高い信頼性が求められる校正工程の効率化や、クラウド上での作業が可能なため、セキュリティの高い環境下で制作物作成時の作業効率・柔軟性向上を実現する。
主な特長は次の通り。
静止画・動画・文書データなど、さまざまな形式のデータのアップロードを可能とし、複数のスタッフ・拠点・企業間で、オンラインによるファイル共有や校正・検版作業を実現。ガントチャートで制作物の進捗状況を見える化できるため、制作に関わる業務のDXを推進する。
オンライン上で制作物のファイル共有・プレビュー・校正指示・検版が行えるため、業務の効率化を推進。最新データを一目で把握でき、修正履歴の確認も行えるため、印刷ミスやロスなどの削減が可能となる。
▽高い信頼性が求められる印刷物の校正は、ワークフローシステム「FUJIFILM WORKFLOW XMF」との連携により、RIP演算後のデータを活用し、作業可能。
▽制作物ごとにプロジェクトメンバーの登録ができるため、パートナー企業やクライアントとも共通のツール上でコミュニケーション・進捗管理が可能。
▽静止画・動画・Webコンテンツ・音楽・文書データなど、さまざまなコンテンツに対応。クラウド上で作業ができるためレビューや校正を効率的に実施可能。
なお、同システムの提供開始日は2026年4月頃が予定されている。
